2016年度初めての稽古です。
イチハツ(一初)、カーネーション、テンモントウ(天門冬)の3種を盛り花の直立型に生けました。イチハツはアヤメ科ですが、2本を主枝と副枝にして、それぞれの周りに3枚あるいは2枚の葉を対になるように添えて生けます。基本的に葉は3枚が一緒に生育し、両端の葉の先端は爪のように真ん中の葉に向いています。さらに生けるときに、千鳥に高い葉、低い葉を配置してメリハリをつけると綺麗です。カーネーション3本を客枝、中間の低い枝、中間(後方)の高い枝に生けます。テンモントウを適宜2本の枝を括って1本し、前方、真ん中、そして右後方に生けます。この右後方の枝のおかげで立体的な広がりが生まれます。最初はテンモントウをたくさん生けすぎて鬱蒼としてしまったので、お師匠様のアドバイスに従って少し取り除いたところ、イチハツ、カーネーションとも調和し、すっきりした姿となりました。






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