カラスモクレン、ナタネ(ナノハナ)、スイセンを瓶花に直立型に生けました。カラスモクレンを主枝と副枝に生けます。ナタネ2本を客枝に1本と前方に低く1本生けます。スイセンは工夫が必要で、そのままでは葉の長さが似通ってしまうので、組み替えて長さのメリハリをつけて葉4本を花の1本と一括りにして針金で留めます。これを2セット真ん中に生け、さらに葉を棚引かせて変化を付けます。
次に盛り花に直立型に生け換えました。カラスモクレンを主枝と副枝に生けるのは全く同じです。ナタネを客枝と中間枝に生けますが、瓶花よりスペースにゆとりがありますので大きめに入れることができます。組み替えたスイセンは3セット、真ん中に可憐に佇んでいます。カラスモクレンの木の硬質さ、スイセンの愛らしさ、ナタネのモコモコが面白いコントラストを成しています。
本年度の華道部活動は今回で締めとなります。来年度は4月半ばからです。



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