ネコヤナギ、ストック、ドラセナゴッドセフィアーナを盛り花に傾斜型に生けました。傾斜型の基本の通り、ネコヤナギは5本で、いずれもしっかり矯めて弯曲させます。力強い枝1本を主枝にして、細い枝1本を添え、ひとまとめに主枝と考えます。副枝のネコヤナギはやや後ろを向くように。中間枝の2本はぐっと真ん中に入るように矯めるとメリハリが付きます。ストックの1本を客枝に、もう1本を後ろに生けます。ドラセナゴッドセフィアーナの使い方がポイントですね。1本は最前列、もう1本は中間枝ですが、いずれもそれぞれの固有の形を生かして、平板にならないように立体感が出るような向きと位置に行けます。もう1本ごく短いドラセナゴッドセフィアーナで右の足元を隠しています。ネコヤナギの白、ストックのピンク、ドラセナゴッドセフィアーナの濃い緑・薄い緑が調和した愛らしい作品となりました。

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