新学期の第1回です。百合樹(ユリジュ、ユリノキ)、シャクヤクを直立型に生けました。主枝に太い百合樹、副枝にも百合樹を行けます。百合樹は矯めが効きませんので、単調になりがちです。そこで副枝として、枝分かれした樹形の百合樹を用いて変化をつけます。客枝にシャクヤクを生け、主枝の脇にもシャクヤク、その前にもシャクヤクを生けます。葉が横に広がらないよう、縦に引き締める方向に置くのが大事です。そしてその間に百合樹を1本追加しますが、左から右に斜行させてアクセントをつけます。仕上げとして、足元を隠すために、一番前に1本、右側面に2本の背の低い百合樹の葉を生けます。ぴんと張った形のよい葉を選びます。新学期に相応しい凛々しい作品になりました。














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