今日は平成25年度第1回のお稽古、今年は近畿大学医学部華道部創立40周年の年です。
タニワタリ、カーネーション、スターチスを「直立型」に生けました。主枝にタニワタリ、副枝にもタニワタリを生けました。タニワタリ(谷渡)は屋久島など日本南部に自生するシダ植物で、胞子で増え、谷を渡るほど生い茂るということです。幅が広いのでハサミで成形して細くします。中間枝にもタニワタリを生けますが、中間枝は中央に向けて傾け、変化をつけます。カーネーションの1本は客枝、これによって、主枝、副枝、客枝の3角形ができます。もう1本のカーネーションは客枝の左、残りの1本のカーネーションは主枝と中間枝のタニワタリの間です。スターチスを3本のカーネーションの間に生けますが、このときスターチス同士が密集して重苦しくならないように、前後左右、さらに高低に適度な隙間をとって空間を作り、また足元の剣山を隠します。この作品でひとつのポイントは中間枝のタニワタリが中央向きに傾いてカーネーションに寄り添っているところです。葉をうまく使うことが大事と言われますが、この作品で3本のタニワタリの個性を生かすことができました。


小原流のページに戻る次の写真