今日は夏休みを挟んで久しぶりとなりました。
ホトトギス、ススキ、キクの3種を盛花の傾斜型に生けました。少し考えて主枝をホトトギスにすることにしました。ホトトギス3本を主枝、副枝、中間枝に生けます。キク2本を客枝と添え枝とします。あまり左右に広がらないように引き締めます。ススキ2本の生け方がポイントです。穂が風にそよぐ印象となるように綺麗に量と長さを整えます。さらにあまり突っ立つ姿にならないように足元と傾きを考えます。その枝に添えて、何枚かの葉を水揚げがよいように茎を付けたまま適宜補います。
こうしてみると、引き締まって奥行きのある作品となりました。あるべきところにあるべきものがあり、花の佇まいが秋の趣をかもしだしています。ひとつひとつの花の表情が生き生きしています。


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