2018年5月24日は初夏の日差しでした。
ナンテン、キク、ナデシコの3種を盛花の直立型に生けました。
ナンテン2本を主枝、副枝に生けます。勢いよく枝を広げた大きなナンテンでしたので、その部分を生かすと、今度は枝分かれする腰の部分が低くなってしまいました。もう少し背を高く使っても良かったです。主枝、副枝の間の剣山が見えますので、小さなナンテンの枝を中間枝として生けます。キク3本を客枝、中間高、中間低に生けます。ナデシコ3本を前の足元に2本、キク3本の合間に1本生けます。ナデシコはあまり散在させないで、ひとところにまとめた方がキクとよく馴染んで落ち着くようです。キクもナデシコも、ナンテンの枝分かれする腰が低いので、ナンテンの枝に隠れないように、低めにして生けますと、花の顔がすっきり見えます。
また当初ナンテンが鬱蒼と茂っていたので、思い切って小枝を払いすっきりさせました。風通しよくして、初夏の爽やかさを演出することができました。


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